KAMVAS13とCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の導入!ズレる問題、マルチディスプレー設定を解決!

2021/04/15

備忘録

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 HUION製の液晶タブレット(液タブ)KAMVAS13とCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の組み合わせで、ペン先がズレが発生したのと、マルチディスプレーの設定でうまくいかない方はいませんか?

 この記事では、KAMVAS13のドライバーインストールからCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)までの導入と、問題点の解決を行い、イラストを描くところまでの体験を具体的にわかりやすく説明します。

 これ、わたしがHUION製KAMVAS13とCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の組み合わせで書いたイラストです!
 どうでしょうか?結構愛嬌があっていいと思ってます(`・∀・´)エッヘン!!

 KAMVAS13の書き心地ですが、まるで紙に鉛筆で書いているようで大満足です!

 しかし、イラストを描き始めるまでには、いくつか問題がありましたので、ご購入を検討の方や、すでにご購入済みの方で、同じお悩みの方もいらっしゃるとおもうので、その問題点と解決方法を説明します。

 この記事では、KAMVAS13とCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の導入方法と、ペン先がズレる問題とマルチディスプレー設定方法ができるようになります。

 では、ご存知のところもあるかもしれませんが、順を追って説明します。

KAMVAS13とは

 KAMVAS13とは、HUION製の13.3インチ液晶ペンタブレットです。

 液晶ペンタブレットは略して液タブなどと呼ばれたりします。
 似た製品で”板タブ”と言われるのは、液晶が付いていないタブレットです。古くでいうとデジタイザーとかに近いんですかね。

 さて、KAMVAS13の最大の特徴は液晶部は13.3インチとちょっと小ぶりなところです。

 その他の主なスペックは、

 解像度は1920 × 1080で、色域は120% sRGBです。
 厚さ11.8mmで、980gと軽量です。

 3in1ケーブルという、HDMI,USB,電源が一つになったケーブルが付いてきます。

 小型軽量で接続もか簡単ですから、取り回しなんかは楽ですね。

 さらに、ペンは電池不要ですよ!
 そのペンも筆圧感知は8192 Levels、読み取り速度266PPS、傾きは±60°までサポートされていますので十分な性能です。

 さらに、条件が揃えば、3in1ケーブをUSB-C to USB-Cケーブル一本(別売り)にすることで、ケーブル1本で接続!ということも可能ですよ。


  HUION 液タブ Kamvas 13 13.3インチ 紫色 FHD Adobe RGB92%色域 スマホ接続可能 8192レベル筆圧 266PPS フルラミネーション 充電不要ペンPW517 傾き検知機能搭載 液晶ペンタブレット (パープル)【一年保証】

 はじめに小ぶりと説明しましたが、さらに一回り小さい、KAMVAS12もあります。

 こちらの大きさでよければ、USB-C to USB-Cケーブルやスタンドもセットになった限定盤があるので、お得ですよ!


【HUION初日本限定】液晶ペンタブレット Kamvas12 液タブ Android対応 色域sRGB カバー率120% 絵描き 写真加工 在宅ワーク ネット授業 ペンPW517同梱 充電不要 アンチグレアフィルム フルラミネーションデイスプレ スタンド付き【18月保証】

 ということで、わたしはKAMVAS12と、すごく悩んだんですが、KAMVAS13を選びました。
 結局、KAMVAS13を購入したのですが、実際に使ってみた感想では、KAMVAS13でちょうどよかったかなと思っています。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)とは

 有名どころのイラストソフトです。

 同社の調べでは、世界最大級のイラスト投稿サイトpixivでの占有率はNo1 60%以上なんだそうです。
 二位は、Photoshopで、三位はペイントツールSAIで、合わせて30%未満というから独占に近いですね。

 CLIP STUDIO PAINTには無料の体験版があります。


CLIP STUDIO PAINT 30日 無料体験 | ダウンロード版

 無料の体験版でもイラストを描いてみることは十分にできます。
 PRO版もEX7版もお試し体験可能です。
 まずは、体験できるというのは嬉しい設定ですよね。

KAMVAS13の導入

 では、本題の”KAMVAS13の導入”を説明します。
 手順に沿って行けば問題なくインストールできます。

 冒頭説明したマルチディスプレーの拡張機能のやり方も合わせて説明します。

ドライバーのインストール

 こちらのページの”ペンディスプレイ”→”KAMVAS13”→”ドライバー”から対応するドライバーをダウンロードします。

ダウンロードページ

ダウンロードが完了したらインストールを実行します。

ドライバー設定画面

 ドライバーの画面では、ショートカットキーと作業領域を設定できます。

 ショートカットキーはお使いのイラストソフトや自分がよく使うコマンドを登録できます。

 作業領域は、液タブの作業領域を決めるところなんですが、マルチディスプレーの”複製”を使用する場合は、特に設定は不要です。

 しかし、”拡張”を使用する場合は手順と設置が必要ですので説明します。

マルチディスプレー設定

 マルチディスプレーの”拡張”を選ぶと、KAMVAS13側でペン操作すると、メインディスプレー側にカーソルが飛んでしまい描画ができません。

 これの対策としてマルチディスプレーの”拡張”を使用する場合は、以下のように設定してください。

 ①マルチディスプレーの拡張を選択する。

  ”[Windows]+[P]キー”を同時に押します。

拡張を選択

  拡張を選択します。

 ②作業領域の変更

  ドライバーの作業領域をクリックします。

デフォルトの画面

  上記のような表示になります。

  上図の左側がメインディスプレイで、右側の黒い部分が、KAMVAS13のディスプレイの領域を示しています。

 そこで、作業領域を右側のKAMVAS13に変更します。

作業領域をKAMVAS13に変更

  黒い部分をクリックすると、作業領域がKAMVAS13のディスプレイになります。

 上記の設定を行うと、KAMVAS13の画面でペンを使った作業ができるようになります。

 この状態ではCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のキャンバス部分以外(コマンド関連)は、カーソルとペン先が一致します。

 しかし、この設定だけでは、キャンバス部分はカーソルとペン先が大きくずれますので注意してください。

 後程、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でも説明しますがCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の環境設定を変更する必要があります。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の導入

 CLIP STUDIO PAINTの導入方法を説明します。
 こちらも特に、導入に難しいところはありません。

CLIP STUDIO PAINTのインストール

 体験版は、ユーザー登録してログインすると機能制限無しでPRO,EXともに30日間使用できます。

 ここで、課金前提の申し込みの場合は、3か月無料になるようです。

 ダウロードしてインストールすると以下のような画面がでてきます。

インスール画面

 ”PAINT”をクリックします。

起動画面

 EXかPROか体験したいバージョンをクリックします。

 尚、ログインするまでは一部機能制限がありますので注意してくださいね。

キャンバスでマウスカーソルとペン先がズレる

 CLIP STUDIO PAINTの初期設定状態では液タブを使用するとCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)のキャンバス画面だけが、ペン先と描画(カーソル)がズレる場合があります。

キャンバスの位置

 赤枠の中の白い部分がキャンバスです。この部分だけズレます。
 これは、KAMVAS13だけの現象ではなく、ほかの液タブでも発生する場合があるようです。
 もし、KAMVAS13以外の液タブで困っている方も次の手順で改善されるかもしれません。

 ファイル→環境設定で、環境設定のウインドウを開きます。


 上記のようにクリックすると、環境設定のウインドウを開きます。



  この環境設定のウインドウで

 タブレット→座標検出モード→”タブレットドライバ切換設定でマウスモードを使用する”にチェックします。

 これで、キャンバス内でペン先と描画(カーソル)のずれが解消できると思いますのでお試しください。

まとめ

 いかがだったでしょうか?

 今回は、KAMVAS13とCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の導入!ズレる問題、マルチディスプレー設定の問題を解決する方法をまとめました。

 拡張ディスプレーを使用する場合は、

  • Windows10を拡張に設定して、KAMVAS13の作業作業領域を変更する。
  • CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の”タブレットドライバ切換設定でマウスモードを使用する”にチェックする

 を実施するのがポイントです。

編集後記

 イラストは思っていたより簡単にかけました。

 筆圧などもいい感じですし、液晶上も滑りがいい感じで扱いやすい感じです。視差もほとんどなく紙の上に書いている感じでしたね。

 CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)は、高機能なんですが直感的なインターフェースでわかりやすいです。

 記事の挿絵やアイキャッチなんかもつくれたらいいかなぁと思っています。

 KAMVAS13の使い始めはマルティディスプレーの複製だけしかサポートしていないのかと思いましたが、この記事の通り”拡張”でも使えます。

 ですから、オンライン授業などの時はサブディスプレーとしても使えて便利ですよ!

 ちょっと意外な設定で手間取りましたので、同じ悩みや、この組み合わせで使ってみたいななんて考えていた人の参考になれば幸いです。

 ほかに、こんなやり方あるよとかあればコメントください。

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