今回の記事は
「シュー生地とシュー種のカスタードクリームの小麦粉の代わりをお米で!」
になります。
生米パンと似た手順で作りますので、お菓子用の米粉とパン用の米粉などを新たに購入しなくてもOKです!
もちろんグルテン(グルテンフリー)、増粘剤、サイリウムなども使用しません。
それを実現するのがお米ペーストです!
お米ペーストとの作り方も含めて一から紹介しますのでお楽しみに!
おもしろそう!
っておもってレシピをみると小麦粉を添加したり、グルテン、サイリウムなどちょっと聞きなれない材料を使っていて敷居がたかいなぁって・・・
わたしがそうでした。
そこで、この記事では
粉はお米だけ!あとの材料はシュークリーム作りとおんなじ!
をコンセプトにした小麦不使用のシュークリームの作り方を紹介します!
ーーーーこぼれ話ーーーー
ちなみに、シュークリームのシュー(フランス語でキャベツ)の形で中を空洞にしたものにクリームを詰め込んだものということです。
そして、カスタードクリームは小麦粉またはコンスターチを使ったクリームです。カスタードクリームとは名乗れないので「カスタード風クリーム」と呼びます。でもクリームはクリームです。
ですので、この記事では小麦を不使用でもシュークリームと呼んでいます。
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【小麦粉不使用】お米で作るシュークリーム!生米レシピ シュークリームのシュー生地とカスタード風クリームも自宅のお米が使えるよ!
さて、本題です。
まずは、主な材料と調理器具を確認してみましょう。
今回はご家庭用の電子オーブンレンジの天板2枚分位を目安にした材料です。
ちょっと多いなぁという方は半分量でもOKです!
材料
お米ペースト(シュー生地/カスタード風クリーム用)
- 生米:230g★(2時間以上浸水要 浸水後は300g前後になります)
- 生米ペースト:414g(ミキサーに浸水したお米とお水全体の量)
シュー生地用:345g
カスタード風クリーム用:69g
シュー生地
- バター:127g☆
- お水:165g☆
- お塩:2.5g☆
- たまご:7個(全卵) 生地をみて調整します。
カスタード風クリーム
- 砂糖:127g
- たまご:80~90g(全卵)シュー生地のあまりを使用します。
- 牛乳:200g(この記事では200gですが500g位がフンワリしていいかも)
- バニラエッセンス:少々(数滴いれる感じ)/お好みで
※数字が細かいですが、お米ペースト以外は多少変更しても問題ありません。味や風味、見た目などを加味してアレンジしてみてください!
調理道具
- ミキサー(ブレンダー)
- ハンドミキサー
- おなべ
- ボウル
- 木べら、耐熱へら
- オーブン(スチーム機能が無い場合は霧吹きも準備)
- コンロ
- オーブンペーパーまたはアルミホイル
- 耐熱容器(電子レンジ可)
- 電子レンジ(500W)
- 四角いタッパー(カスタード風クリーム冷却用なのでなんでもいいです)
- スケール(はかり)
以上です。
どうでしょうか?準備でいそうですかね!
準備できそうであれば、さっそく作ってみましょう!
小麦不使用のシュークリームの手順
では、シュー生地とカスタード風クリームを作っていきましょう!
まずは、ざっくりした作業の流れの説明です。
注意点:お米は事前に2時間から6時間位浸水させておく必要があります。
シュー生地
1.ミキサーで米ペースト作成
2.たまごをわってボウルにいれて撹拌する。全卵7個くらいが目安です。
3.おなべに☆の材料(バター127g+水165g+塩2.5g)をいれ沸騰
4.★の材料345gと沸騰させた☆の材料をいれて手早く撹拌
5.オーブンを190℃に余熱を開始
6.コンロからおろした生地にたまごを少しづつ加えてシュー生地を作り
7.オーブン用の天板の準備
8.天板の上にまるく5cm程度の生地を乗せる
9.余熱が完了したオーブンに天板をいれて25分から30分で焼成
カスタード風クリーム
1.お米ペーストに香味のバニラエッセンス以外を加える
2.電子レンジで加熱
3.十分撹拌したらタッパーなどに移しラップして冷却
シュークリームの完成
シュー生地にカスタード風クリームをいれて完了
です!
お菓子作りが好きな方なら上記の説明でもできちゃうかもしれませんね。
イメージができなかったかたも大丈夫です!
次から各工程を写真付きで詳しく説明します。
シュー生地
さて、シュー生地の手順を説明しますね。
といってもシュー生地を作ったことがある方は簡単ですよ。
シュー生地の詳細
1.ミキサーでお米ペースト作成
お米230gをといで水をはり2時間から6時間浸水させます。
浸水が完了したら水を切って(水だけすてて)ください。 浸水後に水を切ったお米をミキサーにいれて、お水を追加し合計で414gに合わせてください。
ーーーーこぼれ話ーーーー
浸水前のお米は230gですが、お水を含んで300g前後になります。
これにお水を加えて全体で414gにします。
お米は品種や保管状況で吸水率が異なります。また、お米の水きり方でも水分は変わってしまします。
ですから、追加する水分の分量ではなく、お米とお水の全量で考えるんですね。
⇒詳しくはお米パンの作り方を見てくださいね。
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準備ができたらミキサーを高速で1分程度回転させ停止、というのを3から4回程度行います。
停止時にミキサー内に跳ね上がったお米紛をミキサー内の生地に押し込んでください。
ここで、手を抜くとあとから生地にじゃりじゃり感が残る場合があるのでしっかりミキシングしてください。
出来上がったお米ペーストは以下のようになります。
このお米ペーストをシュー生地用とカスタード風クリーム用に分けて使用します。
シュー生地用:345g
カスタード風クリーム用:69g
シュー生地用に345gだけ別のボール移して、ミキサーに残りの69gを残しておくと後の作業が楽ですよ。
ただ、シュー生地としては問題なく膨らむ可能性もありますのであきらめずにチャレンジしてみてください。
生地が固いからと水を追加するのは厳禁です。
お米ペーストは生米パンをふっくら焼くコツが参考になります。
参考記事:生米パンが餅みたい!失敗しない生米パン!ミキサーを買い替える前に試したい秘訣のひと手間
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2.たまごをわってボウルにいれて撹拌する。全卵7個くらいが目安です。
卵白部分、卵黄の膜みたいなのをここで切るように混ぜてください。
わたしはハンドミキサーにビーターを取り付けて低速で混ぜて・・・・
高速で一気に撹拌しちゃいます!
ハンドミキサーはキッチンエイドのハンドミキサーです。
低速から高速までハイトルクで使いやすいですよ。
たまごの撹拌も低速でじっくり、高速でばっちりいけます。
撹拌したたまごは後ほど使いますので、いったん置いときます。
3.おなべに☆の材料(バター127g+水165g+塩2.5g)をいれ沸騰させます。
この絵ずら・・・バーターや砂糖を使ったスイーツ作りしていると
次におなべをコンロに載せて加熱、沸騰させてください。
鍋底が焦げ付かないように手早く撹拌してください。バターがとければOKです。
4.生地の作成。生米ペースト345gと沸騰させた☆の材料をいれて手早く撹拌する。
沸騰したらコンロを中火にして、おなべに粉砕した★の材料(お米ペースト)の内、345gを入れてください。
鍋底で焦げ付かないように生地を手早く撹拌してください。
だんだん生地がまとまってきます。
まとまり始めると分離して水っぽいものがでてくることがありますのでこの辺でやめておきます。
これは、たまごと混ぜるときに生地に戻りますので気しなくてもOKです!
生地がまとまったらおなべを火から外します。
5.オーブンを190℃に余熱を開始します。
190℃でオーブンを予熱します。ご使用のオーブンによって異なると思いますが、目安は10分程度だと思います。
作業時間にあわせて余熱を始めてくださいね
6.コンロからおろした生地にたまごを少しづつ加えてシュー生地を作ります。
ここは焦らず、少しづつたまごを加えて撹拌してください。
ヘッドをホイッパーに変えました。
こちらのほうがす生地がすばやくなめらかになる気がします。
だんだんと生地がゆるくなります。
生地の雰囲気は、上記の写真のようにぼたぼた落ちるくらいのとろみが良いようです。
この記事のシュー生地は以下写真です。
こちらはたらーっとな流れますがこれは緩すぎるようです。
ただ、これでもシュー生地としては膨らみますよ。
そしてこの位たまごをいれた生地がめちゃおいしい・・・ので、ぎりぎりを攻めてしまいます・・・
以上で生地は完成しました。
とろみは生地の具合で変わりますが、たなごは1/3程度が残ると思います。
残った分はカスタードに利用できます。
7.オーブン用の天板の準備。オーブンペーパーまたはバター(油)を薄く塗ったアルミホイルを敷しいてください。
わたしはオーブンペーパーでやりました。アルミホイルの場合は油も塗ってください。
8.生地の準備。天板の上にまるく5cm程度の生地を乗せていきます
(一つの天板に10個位できます)
わたしは普段、生地はスプーンでたらして焼いています。
今回は使い捨てのしぼり袋をいただいたのでつかってみました。
ただ、しぼり袋にいれる生地はいっぱい入れないように注意です。
今回は、使い慣れないしぼり袋のため(次の写真のいいわけです。しぼり袋に摘みはあrません)ちょっとしくじりました。
生地もゆるいのがあったのですが、しぼり袋が安定せずデカい・・・・
はじめに掲載した写真が2枚目の天板です。生地がゆるいのもあるけれど慣れですよね・・
それから、生地の上にあまったたまごをちょっとたらしてもいいですよ!
と、この辺でオーブンの予熱が終わるころだと思います。
余熱の終わったオーブンに天板をいれ焼成を行います!
9.生地の焼成。余熱が完了したオーブンに天板をいれて25分から30分で焼成するだけです!
(スチーム機能が無い場合は霧吹きしてください)
どーん!
生地はゆるかったですがふっくら膨らみましたね!
・・・ダレて生地が広がった上に膨張してくっついてしまってますねぇ・・
カスタード風クリーム
さて、次はカスタード風クリームです。
小麦を使わずお米ペーストを使う以外は普通のカスタードクリームを作るのと同じです。
今回は電子レンジでつくっちゃいます。
わたしは、この電子レンジでつくるカスタードクリームをレンチンカスタードと呼んでます。
レンチンカスタード詳細
1.生地の作成。お米ペーストに香味のバニラエッセンス以外を加えます。
わたしは先ほどのミキサーにお米ペースト(69g)を残しておいてそこに材料(砂糖127g+たまご80~90g(生地のあまり)+牛乳200g~500g)をいれてミキシングしちゃいます。
理由は、牛乳で生地をゆるくしてミキサーから生地を取り出しやすくするためです。
お米ペーストは粘度があるのでミキサーに結構生地が残ります。かきだすのに時間がかかるんです。それで、液体を加えて取り出すというのを目的にやってます。
たまごはシュー生地で使った余りが90g程度はあまると思います。わたしは全部入れちゃってます。もし、足りない場合は追加でたまごを入れてください。
材料は少なめなので材料の飛び散りに気をつけながらミキシングしてください。
十分混ざったら電子レンジ可の耐熱ボウルに移してください。
写真でみるとわかりますが、材料が分離している場合は加熱前にハンドミキサーなどで撹拌してください。カスタード風クリームの生地作りはこれだけです。
2.電子レンジで加熱していきます。
ボウルを電子レンジにいれて、500W 2分から3分程度加熱します。
レンジにもよるのですが、まずは2分30秒でやってみましょう。
レンジから出したらボウルの中の生地をハンドミキサーなどで撹拌します。
生地の中にはだまがあるので、無くなるまでよく混ぜてください。
再度電子レンジにいれて、500W 2分から3分程度加熱します。
レンジにもよるのですが、まずは2分30秒でやってみましょう。
ここからは、30秒から1分程度に刻んで過熱して撹拌します。
数回加熱、撹拌を繰り返すと上記のような生地の状態になります。
最後にバニラエッセンスを加えて撹拌したら生地は出来上がりです。
3.生地の冷却。十分撹拌したらタッパーなどに移しラップしてください。
仕上がりはこんな感じになります。
あとは、荒熱がとれたらタッパーなどに入れて冷蔵庫で冷やしてください。
冷蔵庫にいれると固くなりますが、使う前にもう一度ハンドミキサーなどで混ぜると滑らかになります。
冷やさないとカスタードクリームが痛みやすいそうですの気を付けてくださいね。
以上で、カスタード風クリームの出来上がりです。
シュークリーム
さて、シュー生地とカスタード風クリームが完成しましたね。
あとは、適当にカスタード風クリームをシュー生地に挟めばOKです。
挟み方は、シューをカットして挟んでもいいですし、シュー生地を作った時のしぼり袋を再利用してもいいかもしれませんねぇ~
さいごに
ということで、お米で作るシュークリームの作り方でした!
今回は、バイタミックスのミキサーで作りやすい分量にしています。
量が多いなぁと言う人は、分量を半分にするイメージでOKですのでチャレンジしてみてください。
分量を減らすとミキサーでかなり材料が飛び散り荒い粉がのこりシュー生地の歯触りが悪い気がしました。
ミキサーの性能やサイズにもよりますが何度かチャレンジしてみてくださいね!
カスタード風クリームですが、熱が入りすぎると固くなるので注意してください。
わたしの場合、たまご、牛乳と過熱の具合で、キャルメラっぽい風味になりました。
と、わたしはダイエット中なので・・ちょっと少なめ分量かもしれません。
お米ペーストの配分を変えてカスタード風クリームを増量するか、生クリームなんかも加えるとボリュームアップなど工夫しても楽しいかもしれませんね!
使用した材料・調理道具の紹介
お米:無洗米 宮城県産 ひとめぼれ
ミキサー:Vitamix バイタミックス E310
ハンドミキサー:キッチンエイド Kitchen Aid 9段階変速 ハンドミキサー KHM928ER
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