【簡単】膨らむ生米パン!生米ペーストから作るふっくら生米パンの作り方!新バージョン!【お米ペースト】

2023/02/14

キッチン 生米パン

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 生米パンでお悩みですね!生米パンを全然知らない方も大丈夫!
このブログを読めば、膨らまない、お餅みたい、失敗続きの生米パンもうまくいくかもしれませんよ。ここにはほかにはないコツがあります!是非確認してみてください!

アレンジレシピはこちらを参照してくださいね。
-おすすめアレンジレシピ-------
 ふっくら膨らむコツとアレンジレシピです。こちらも是非みてくださいね。
お米で作るシュークリーム
生米パンのアレンジレシピ
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この投稿後にわかったさらに膨らむコツもありますのでお楽しみに!

生米ペーストでアップグレード生米パン

簡単膨らむ生米パン!お米から作るふっくらパンの作り方新バージョン!

生米パンの作り方やレシピは検索するとたくさんありますよね。
みんな簡単にふっくら膨らんで素敵ですよね。

生米パンを作ってみたけど・・

簡単そうだし、材料もあるしやってみようって挑戦してみると・・・

あれ?ってなりませんか。

現実の生米パン


そう!こんな感じ。

これはがっつり凹んでますよね。
ここまで来ると流石に気持ちも写真みたいに凹みますし、やっぱり作っても報われないと飽きちゃいますよね。

腰折れ生米パン


これないら大成功!・・・・ですか?

たしかに、これでも十分ですよね。味も悪くない!
だいたいの方は、こんな感じで満足しちゃってないですか?

でも、なんかWeb記事の写真にくれべると・・・

そう思いませんか?

では、この記事を読んで作るとどうなるかちょっと未来を見てみましょう!
あなたの生米パンをバージョンアップ

生米パンをバージョンアップ!

先ほどの写真と、同じ材料で、ちょっとした手間とコツを使うと・・・


想像の生米パン


ふっくらもこもこで美味しそうじゃないですか!実際めっちゃおいしいですよ。
次は角食生米パン!

想像の生米パン(角食パン)


 こちらは、パン作りで使う1斤型というのを使っています。角食パンというのはコンビニなどでよく売って四角い所謂、食パンの形です。

-こぼれ話-
これは、お米230gから作っています。他の記事と比べてください。このクラスのボリュームとなればお米の使用量は300g近くになっていると思います。すこしパン作りや生米パンを作り始めるとこの数字の凄さに気が付きます。
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いかがですか!

やってみたいという方は是非このままブログを読んでみてください!

レシピと機材

では、レシピです。
安心してくださいね、特に珍しいものは無ですよ!

サマリ

まずは準備するものです。

レシピ

  • お米:230g
  • 水:184g
  • 砂糖:10g
  • 塩:4g
  • ドライイースト:4g
  • 油脂:13g

機材

  • オーブンレンジ
  • ミキサー
  • ボウル
  • ゴムベラ
  • 計量計(できれば0.1gまで測れるもの)

手順

  1. お米を4~10時間程度、水に浸水させる。
  2. ミキサーに水を切ったお米をいれる。
  3. ミキサーに水を加える。
  4. ミキサーでお米をペーストにする。
  5. 副材(砂糖、塩、イースト)をいれて撹拌する。
  6. ミキサーに油脂を加え高速で撹拌する。
  7. 型に入れて35℃で発酵
  8. 160℃→180℃で焼成

 ※4項はお米だけで行います。その他の注意事項は、「お米から作るふっくらパンの作り方新バージョン」を参照ください。

おすすめ商品

お持ちの材料、機材でもうまくいかないときに以下の製品をお試しください。

お米:【精米】新潟県産 こしひかり 無洗米 

生米パンは普通のお米でも十分膨れます。しかし工場で精米された無洗米はお米の鮮度がよいようでミキサーでお米をペーストにした状態が安定しているようです。

ドライイースト:酵母 サフ インスタント・ドライイースト赤 500g 乾燥酵母

赤サフです。赤サフは酵母の事で、生地内の糖を分解し炭酸ガスをだします。特に赤サフは低糖タイプで生地内の糖分が少なくともよくパンを膨化させることができる酵母です。
とても一般的で万能です。
酵母は温度管理が大切なので40℃を超えると弱ります。ミキサーでお米をペーストにする際にミキサーのモーター温度やペーストの粘度により生地が40℃を超える場合がありダメージを受けますので注意してくださいね。

ミキサー:バイタミックス E310 エクスプロリアンブレンダー プロフェッショナルグレード 1.4Lコンテナ ブラック

 お米をペーストにするには高速・ハイパワーのミキサーが向いています。中でも有名なのがこのバイタミックスです。
 今回の記事でもあまり膨らまない場合はミキサーの買い替えを検討してみてください。
 ただ、生米パンだけに買うのも・・・という所もありますよね、生米パンだけではなくいろいろなものに使用できますので合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
 例えば、こんなたい焼きやシュークリーム、カスタードクリーム、ワッフルそしてお煎餅まで、お米ペーストなら簡単にできるんですよ!
 機会をみてレシピや作り方を公開したいと思っていますのでお楽しみに!
 コメントにリクエストいただければ優先的に生地にします!

たい焼きの作例



シュークリームの作例

カスダートクリームの作例



ワッフルの作例


お煎餅の作例



お米から作るふっくらパンの作り方新バージョン

さて前置きが長くなりましたがまずは、お持ちの材料、機材でトライしてみてください。
もちろんいい機材であればより良い結果は期待できます。
でも、その前に膨らむコツ全部乗せでやってみましょう!

1.お米の準備

まずは、お米の準備を行います。

1)精米されたお米を準備

お米を230gをボウルに取り出してください。
このボウルはお水を入れた時お米をすっぽり鎮められる大きさならなんでもOKです。

お米の準備
ここでのお米の量がベーカーズパーセントの基準になります。
ここの計量は十分注意してください。
ベーカーズパーセントとはパン作りをするときの材料の配合を考えるものです。パン作りでは小麦粉の量が100%になります。これと同じ考え方でこのお米の230gのお米が100%という事です。

はじめのレシピをベーカーズパーセントで示すと以下になります。

  • お米:230g→100%
  • 水:184g→80%
  • 砂糖:10g→4.3%
  • 塩:4g→1.7%
  • ドライイースト:4g→1.7%
  • 油脂:13g→5.6%

上記は1%以下は四捨五入してもあまり問題はありません。
ミキサーによっては230gのお米は多い場合がありますのでうまくいかない場合はベーカーズパーセントを参考にお米の量を調整してください。

2)お米を砥ぐ

炊飯するときにお米をお水に浸しすますよね。
その要領でお米を砥いでください。

お米を浸す

無洗米ならササっと洗う感じで終わりです。
無洗米でない場合は、以下の要領でお米を砥ぐと糠臭さがすくない気がします。

  1. お米をボウルに入れたら水をいれて軽くすすいで、すぐに水を捨ててください。
  2. 米が浸る程度の水を入れ、やさしくかき混ぜて、水を捨ててください。
  3. 水がだいたいたい透き通るまで繰り返いしてください。

透明度はあまり神経質にならずとも問題ありません。

3)お米をお水に浸す

最後は、ボウルに水を張ります。主図の量はお米が十分浸されれば問題ありません。
ここでの水は後ほど捨てます。

お水に浸したら4時間から6時間待ちます。最大でも10時間位にした方がよいです。

以上で準備は完了です!

2.ミキサーに水を切ったお米をいれる。

さて、作業も本番です。とは言っても大した話はありませんよ。

ミキサーのコンテナ部分だけを計量計に載せて、表示が「0g」になるようにしてください。

お水に浸したお米の水を切ります。糠臭さが嫌いな人はここで数回水で浸水させていたお米を洗ってから水を切ってください。

その米をミキサーに入れてください。

ミキサーのコンテナにお米を入れる。
 水切りは適当でもかまいません。
 但し、お米の性質を見極めるために新たなお米を使う場合、一度だけ十分に水を切って計量計してください。このお米が300g程度であれば問題ありません。
 しかし300gより少ない場合はあまり膨らまないかもしれません。
 膨らまない原因をきちんとつかむため、タイミングを見ておすすめの無洗米を試してみてくださいね。

3.ミキサーに水を加える。

水を切ってから水を加えるまではできるだけ早く作業してください。
ここでは、お米と追加するお水の合計で414gします。
※合計で414gになればいいので水切りは適当でもOKなのです。

お水を加える
もし、お米の量を230gから変更した場合、このお水は

変更した「お米の量x0.8」にしてください。
例えば、200gのお米の場合、お水は160g(=200gx0.8)となり、コンテナの重さは360gになるようにお水を追加します。

最後に少しコンテナをたたいてください。
お米と追加した水を混ざり、さらっとお米が見ずに浸された感じになると思います。

4.ミキサーでお米をペーストにする。

ここで注意することはここで副材は入れないでお米だけでミキシングしてください。
特にパワーのないミキサーをお使いの場合、この方法でいつもより細かく粉砕され膨らみやすくなります。

ミキサーで1分×3回程度を目途でお米を粉砕する。

お米ペースト


 出来たお米ペーストを親指と人差し指でつまみ、強めに掴んでブツブツがなければOKです。
 雰囲気は片栗粉などを水で溶かしたような雰囲気に近い感じです。

5.副材(砂糖、塩、イースト)をいれて撹拌する。

残りの副材を入れますがいっぺんにはいれません。

  1. ミキサーに砂糖を加え撹拌する。(10g)
  2. ミキサーに塩を加え撹拌する。(4g)
  3. ミキサーにイーストをいれて撹拌する。(4g)

撹拌は高速ではなくても混ざればOKです。
副材を入れるごとに生地が重くなっていきます。
※油脂はここでは入れないでください。

6.ミキサーに油脂を加え高速で撹拌する。

次に油脂を入れます。(13g)

ミキサを高速で回してください。
気泡が無くなり、生地がなめらで、さらに重めの生地になります。

生米パンのペースト

7.型に入れて35℃で発酵

 型は何でもいいのですが、ここでは1斤パン型を使用する例を示します。

1)オーブンペーパーで型を作る

 まずは、オーブンペーパーで型を作ります。折り紙の要領でつくってください。
 どうしても型抜けが悪いので焼成後にオーブンペーパーこと抜い抜いたほうが簡単です。
 また、生地も重いとはいえ液状なので漏れないようにするためにもいいですよ。

 

出来たオーブンペーパの型と1斤型の具合はこんな感じです。


2)生地を型に入れる

 生地はこんな感じでペースト状です。
 ここで、生地の具合をみて水を加えたりしないでください

-こぼれ話-
 Web記事やYoutube動画ではこの生地の状態で水分を調整する指示が多いですよね。
 実は、生地は粉砕の具合で水分の吸収量が異なります。
 ですので、お米の状態で膨らむ水分量は残念ながら水分量による生地調整は現実的ではありません。
 確かにちょうどよい水分量はありますが、それは焼成後の生地をみて次の機会に調整をしてくださ。
 今回のレシピの水分量ベーカーズパーセント80%はお米ペーストを問題なく作れて、且つ水分量を最小にできる極秘の分量です。
 このベーカーズパーセントより水分を増やすことはで場合は増やしてもふっくらするのであれば問題なく、いいお米、いいミキサーと言えます。
 しかしながら、このベーカーズパーセント80%で、お餅のようになったり膨らまに場合に、水を減らしてもあまり成功率は上がりません(成功する場合もあります)。
 理由は、水分を減らすと粉砕するときの澱粉損傷増加し、膨らまない生地になるからです。
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3)-1 発酵させる。

 発酵は35℃で20分から25分程度が目安です。
 実際はオーブンに入れる前に生地が2倍くらいに発酵しているのが理想です。
 以下のように”F”字マークを楊枝などを使って入れます。


-こぼれ話-
 普通のご自宅では発酵は電子レンジのオーブン機能で行いと思いますので、発酵後に余熱を行うことになります。余熱は機種によって異なりますが5分から15分程度になると思います。
 そのために、室内に取出しますので、室温で発酵を進めて2倍になるようにします。
 そのコツが、下記のように生地の深さと同じ高さに目印(2倍)とその間のに目印(1.75倍)に目印を入れ、オーブンで1.75倍の線まで発酵させ、室温で2倍まで待つという方法を取ります。
 これがよく見る”F”字マークの方法の理由なんですね。
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3)-2発酵させる。(室温で発酵)

 オーブンの発酵機能を使用している場合は、”F”字マークの下側でいったんオーブンから取り出します。あとは室温で”F”字マークの上側にいったら焼成開始です。
 オーブンは160℃に予熱してください。


-こぼれ話-
 発酵は35℃か40℃で行います。40℃で発酵させると若干、生地内の気泡が大きくなります。35℃の場合は気泡が小さくなる傾向があります。
 ただ、ミキサーから出した時点で40℃近くになっている場合があります。この場合この時点で発酵が進みますので35℃にしてもあまり差が出ません。
気泡のコントロールは難しいです。しかし、何度かやっているとお好きなクラム状態にできると思います!
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8.160℃→180℃で焼成

 オーブンが160℃の余熱が完了したら生地をいれたパン型をオーブンに入れて15分程度焼成し、その後180℃で20分から30分焼成してください。
 いいかのように膨らむと元の生地の4倍程度に膨らんでいます。わかりやすいようにいったん取り出して、オーブンペーパーを取り除いてもう一度、1斤型に戻した様子です。
 



 アルミで蓋を作ってもいいです。蓋があると生地の乾燥がゆっくりになり窯伸びがよくなります。
 パン型の蓋を使って角食パンにしてもいいですし、蓋無しでもでも膨らみます。
見てください、モリモリですよね。



 生地の膨らみはほとんど160℃の時点で決まりますのでその後、蓋を開けると生地の水分が飛びます。また、生地の焼き上がりの色も綺麗にです。この辺はお好みで。

 パンになった中身(クラム)の様子の一例です。小麦のパンとぱっとみ見分けがつかないのではないでしょうか?

 パンの耳(クラスト)十分でています。この辺厚い耳、濃い色がお好きなら200℃位で追い焼成してもいいですよ!


カットするのはちょっと待って

 もちろん焼き立ては美味しいですよ!
 ただ、よくWeb記事やYoutube動画で見る生米パンのカットシーンはだいたい5時間以上放置して水分を十分に飛ばしたものです。
 というのも米粉パンの場合、焼き上がりはかなりふわふわで生地が水分を含み普通にカットすると内部に生地がついて綺麗に切れません。


 ちょっと凹んでますよね。生地もすこしべたべたして切りにくいのです。

焼成直後はやっぱり美味しいので上の写真のようにちぎって食べるのがお勧めです。

 もちろんオーブンで十分水分を飛ばす(低温で長時間)するとすぐカットできるのですが見極めが難しいです。

 インスタ映えなどをお考えの場合は、お勧めは1時間ほど、そのまま放置し、ビニール袋に包んで5時間ほど放置するするとカット性が向上します。


膨らまなくても膨らんでもおいしい米粉パンです。

 ちょっとしたコツですがきっとふんわり米粉パン体験ができて、いろいろチャレンジしたくなると思います。いっしょに楽しみましょう!

最後に

 いかがでしょうか?読んでみて難しいと思われるかもしれませんね。でも以下のコツを見直しながらチャレンジしてください。

 一番目のコツはお米とお水だけでお米ペースト作ることです。

 二番目のコツは油脂を最後に入れて十分撹拌することです。
 生地の泡がすっかり消えるのがわかるはずです。

 三番目のコツは焼成後の生地をよく見て水分の量を調整することです。 

 わたしのおすすめのお米なたほぼお水ベーカーズパーセント80%でいい具合になると思います。
 ミキサーを疑う前にチャレンジしてみてください!

 そして、是非やったみた感想をお聞かせください。
 うまくいかなかったとき、うまくいったときどちらの感想でもうれしいです!


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